トップページ > 節電トピックス

節電トピックス

製造の前倒しで、真夏のピークカットに貢献!
イチジク製薬(東京都) [8/19]

便秘薬「イチジク浣腸」を製造する東京都墨田区のイチジク製薬。同社は、今年7月1日に、1925年の創業時から使用してきたコーポレートマークと社名ロゴを一新しました。今年は、「国内だけでなく海外展開も視野を入れて取り組んでいく」と決意も新たにした大事な一年。そんな中、節電に取り組むことになりました。

節電対策を主導するのは、製造部生産技術室室長の岩崎忠則さん。節電に協力するという話になり、真っ先に思ったのは、「製品が消費者のもとに届けられなくなるのは困る」ということだったそうです。イチジク浣腸は消費者の健康を支える医薬品。品切れによる、消費者への影響の重さを真摯に考えてのことでした。そこで、製造の前倒しに踏み切りました。

「5月から土曜祭日も工場を稼動し、5月と6月で7月〜9月の分も製造することにしました。そして昨年のデータで使用電力のピークとなっていた8月8日〜20日を連休としました」(岩崎さん)。この前倒しによって、製品を確保しながら、真夏の電力のピークカットに大きく貢献することに成功したのです。

これだけでなく、日々の節電にも積極的に取り組んでいます。取り扱っているものが薬品のため、品質管理の面から、エアコンの設定温度は一定以上には上げられません。そこでエアコンの温度を品質に問題がないところまで上げ、体感温度を下げられる扇風機を設置しました。さらに消費電力の多いエアコンの節電を何とか削減できないかと、屋上に設置されたエアコンの室外機に打ち水をする水噴霧を取り付けました。「打ち水効果で気化熱が奪われ、電力消費が抑えられる」ということです。

ほかにも食堂のドアに節電行動計画を貼って意識を高めたり、休憩時間での消灯や使用電力が多い昼過ぎの時間帯のエレベーターの使用を制限したりと、全社をあげて節電に取り組んでいます。また、工場の作業員も、汗を吸い気化熱で首もとをヒンヤリさせてくれるクールネックを巻き、作業イスにはジェルが入った冷却シートを敷くなど、節電の中でも快適に勤務できるようにアイデアを出しているそうです。

「節電に効果のある設備への投資や節電対策の設定は会社がしますが、実行するのは製造現場を含めた全員。そこで、現場にも節電担当者をつけ、相談しながら取り組んでいます」と岩崎さんはいいます。実際に、管理側と現場が協力して節電対策に取り組めているようです。それを、管理側の岩崎さんと現場の作業員の方の笑顔が物語っていました。

< 一覧に戻る